シリコンバレーオフィス

立地

シリコンバレーオフィスは、権利化部門(旧称:杉村萬国特許事務所)の在米連絡事務所として2011年にカリフォルニア州パロ・アルト市に開設されました。パロ・アルトは、シリコンバレーの起源であり、今日でも世界で最もハイテク企業が集中するエリアです。また、2013年には同エリアにUSPTOが支局を開設し(2014年からはサンノゼで本格運用開始)、知財の分野でも重要性が益々高まっています。
弊所が東海岸でなく、この地を選んだのは、日本との時差が16時間(夏季)/17時間(冬季)であり、業務時間が日本とオーバーラップしていること、アメリカ本土の中で最も遅い時差帯にあり、業務時間内で欧州及びアメリカ全域との連絡が可能であること、技術・知財の双方においてアメリカの中心となっていること、等によります。

機能

シリコンバレーオフィスは、日本のお客様の海外における知的財産の早期権利化及び権利化後の保護に迅速かつ的確に対応すべく、米国のみならず諸外国における判例や法改正等の情報を積極的に収集するとともに、米国法律事務所との連絡拠点となっています。また、シリコンバレーで活躍する日系企業のサポートも行っております。
また、シリコンバレーオフィスは、弊所の研修機関の役割を果たしています。毎年、10名前後の所員が5~10週間にわたり支所に滞在し、スタンフォード大学の授業の聴講、連邦裁判所での知財訴訟の傍聴、外部顧問であるスタンフォード大学教授とのマンツーマンによる英語レッスン、起業家・発明家とのネットワーキングイベントへの参加、米国弁護士・パテントエージェントによる所内講義等を通して、国際的な実務力に磨きをかけています。

2014年には、米国での権利取得をワンストップで行いたいというお客様のご要望に応えるべく、米国法律事務所と業務提携しました。現在、提携先法律事務所と弊所シリコンバレー支所とは同一フロア内に所在し、USPTOへの手続きを提携先法律事務所が、日本との連絡や事務作業を弊所シリコンバレーオフィスが、それぞれ担当しています。シリコンバレーオフィスを介した、弊所弁理士と提携先法律事務所のパテントアトーニー・エージェントとのシームレスな連携により、これまで以上に高い質のサービスを低コストで提供することを可能としました。
提携先法律事務所(KENJA IP Law PC)に関する詳細な情報は、こちらを御覧下さい。